それまで,かたくなにサーキット走行を拒んでいた私であったが,「空冷四発でチームを作って,耐久レースゴッコに挑みましょう」という話についつい乗せられ,とうとうサーキットデビューを飾ることになった。2000年9月10日(日)のことであった。
 

 

  【アイアンホースリレーとは?】

 当時のアイアンホースリレーは,福岡のショップであるスティーブさんとフリーマンさんが合同で行う,2時間耐久レースゴッコ(レース風走行会かな?)であった。
 レギュレーションは通常の走行会に準じており,

@マシン
 
ミラー類を外して,灯火類にテーピングを施せばOK。ワイアリングも推奨事項であった。
 なお,スティーブクラスとフリーマンクラスがあり,スティーブクラスは出場バイクは無差別,フリーマンクラスはBMWが一台はチームに入っていないといけないというルール。

Aウェア
 ツナギでなくても,プロテクションがしっかりした服装なら可となっていた。
Bチーム
 
出場選手は各チーム3名以下であり,マシンも3台以下であった。つまり,1人でずーっと2時間走ってもいいし,3人がそれぞれマシンをもちより走ってもOKというルール。

となっている。
 最大の特徴は,やはりリレー形式というところである。バトンの代わりにゼッケン(布製でウェアの上から着るタイプ)をリレーしていくのである。そして,順位をつけるための計測が自己申告(^^; 自分達でラップタイムを計測し,記録用紙につけていくのである。けっこう面白い趣向である。
(以上は2000年当時のレギュレーション)

  【準備】

@マシン
 空冷四発連合ということで,旧うみもぐら1号での出撃となった。さすがにサーキット走行ということであり,タイヤ交換や車体各部のチェック,増し締めをバイク屋さんやってもらった。
 ところが・・・,空冷四発が3台集まらず,1台は水冷四発となった。そのマシンは忍者。Z2・刀・忍者の3台のチームである(シブイ)。

Aウェア
 ツナギ・レーシンググローブ・レーシングブーツを購入!!ツナギはコミネの2ピース(MFJ公認),グローブもコミネで,ブーツはディアドラ(オススメ!!私は革靴は3Eと幅広の足だが,新品がピッタリフィットした♪)。車体色に合わせて色は全て黒にした。

 

  【出場クラス】

 スティーブクラスに参加。

 

  【参加者】

 うみもぐら(チューンドZ750F<A5>),ゴーグルマスター(チューンドGSX750S),F山さん(チューンドGPZ900R)のライダー3人にねこ定食さん(ピットクルー)の計4人での参加。チーム名は,参加マシンの組み合わせから,Horizontal Graysと名づけられた。漫画「キリン」に出てくるマシン達だからである(命名者:マスター)。ちなみに,チームのゼッケンナンバーは271番である。

 

  【走行】

  1. フリー走行
     
    20分間のフリー走行があり,これが人生初のサーキットランとなった。もう心臓バクバクの頭真っ白状態(爆)。今考えると,結構こわいものが(^^; ちなみに,フリー走行中にどこかのチームの250cc単気筒マシンと接触してしまい,サイレンサーにキズが入ってしまった・・・。
  2. スタート
     なんとなんと,ルマン式スタートである。思いっきり本格的だ!! ゴーグルマスターが軽い気持ちで「スタートやってみます?」と聞いてきたのだが,人生最初で最後のルマン式スタートかもしれないと思い,「ハイ!!」と返事をし,スタートライダーとなった。
     いや〜,ものすごく緊張しましたね〜。マシンにダッシュする際に足がもつれて転びそうになるくらい・・・(^^;
    しかも,スタート直後の1コーナーで転倒したマシンがあり,即赤旗中断となった。結局再スタートはピットレーンからのオフィシャルの合図で順々にスタートとなった。
  3. 走行
     一人20分×2回の計算である。 途中赤旗による中断等で時間はずれたが,全開で楽しんだ♪サインボードはほとんど目に入らない(爆)Z2(エンジン:ヨシムラピストン860cc,キャブ:CRスペシャル29o,マフラー:ヨシムラ手曲げチタンサイクロン)もメーター読み190km/hは出ることが分かった。
     しかし問題はタイム計測。ライダーは走行後すぐにピットウォールに行き,ツナギのままでタイム計測をするのである。「走行→タイム計測→走行準備」という手順になっていたからである。
  4. ゴール
     
    感動のゴールである。結局クラス25位(周回数:32周)という結果であった。ちなみに順位は32チームでの記録であり,周回数は優勝チームは40周だったらしい・・・。
     なお,記念すべき初サーキットランにおけるベストタイムは
    2′54″台であった。

 

 

 

スターティンググリッドに出るため,ピットロードを押す。   重い・・・

 

スターティンググリッドに着いたところ   緊張のためか?なにやらハイテンション
 
スタートのための位置についたところ。緊張の時(^^;   赤旗中断でピットからの再スタートを待つ。

 

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