新うみもぐら1号
ハヤブサの冬眠に伴い,番外から昇格となりました。
これこそ,まさに生ける伝説と言えるマシンでしょう。
1993年式スーパーカブ90カスタム(C90DP)
【ウンチク】
世界最高の生産台数6,000万台(2008年4月現在)を誇る傑作オートバイ。
そして2008年をもって,ついに生産開始50周年となった。細部の変更はあるが,フレームやサスペンションの基本構造は踏襲され続けており,初期の設計がいかにすぐれていたかを物語っている。ちなみに現行カブの基本形は1966年生産開始のC50に遡る。なお,90ccモデルが加わったのは1964年のことである(OHV)。
現行カブ90は原付2種の排ガス規制が未だ緩いため,燃料供給はキャブレーターであり,7ps/0.79kg・mを維持している。私の所有するカブは1993年式モデルであり,排ガス規制実施前であるが,スペックは現行に同じである。
いわゆるビジネスバイクと呼ばれるカテゴリーに入るが,スクーター・モペットの一種であり,そのすぐれた耐久性・実用性がお仕事用として普及した理由と思われる。
スタンダードやデラックスは1966年のデザインをそのまま引き継いでおり,1990年代のクラシカルバイクブーム
の際には,これに目を付けたカブラキットが売り出され,おしゃれミニバイクとして若者のハートをつかんだ。その後メーカー自身がおしゃれに仕立てたリトルカブが売り出され,現在も人気モデルである。
なお,私は大学1年時にスーパーカブ50スタンダード(青)を購入。キャリアを取り外し,週一でワックスをかけてセミジェットヘル(SHOEI)にゴーグルで乗り回していたが・・・,時期尚早だったか?皆の評価はオッサンバイクの一言であった(現在も所有しているが不動)。
実は本日(2008年9月21日)知った事実なのであるが,90は2000年8月をもって製造中止だそうな。排ガス規制対策強化に耐えられなかった模様。50はFI化してしのいだものの,90は需要が小さかったのだろうか。それと,70は2000年をもって製造中止となっていた事実も本日知った・・・。確かに70の存在は個人的には微妙だったけど・・・。今の時代こそカブなんだけどね〜。スクに食われたかな。交番もスク多くなったもんね。カブもスクの1種なんだけど・・・残念。マジで残念。
【カブを手に入れた理由】
@亡き祖父の形見である。
A誰も乗らずに朽ち果てるのはしのびなく,さらに購入後あまり乗ることができなかったために程度が良く,バイク乗りの自分が受け継ぐこととなった。ちなみに祖父の前のマシンはスズキK90。
B以前から乗っていたが,父親の足に貸していたため手元になかったもの。ハヤブサ冬眠に伴い,復活しました。
【インプレ】
@馬力はない。90ccといっても7馬力。加速は2種スクーターの足下にも及ばない。最近の4スト1種よりは良いが。
A最高速は平坦路で85km/hくらい(ただし自分の体重で)。
Bブレーキは効かない。前後フル活用しても止まらないので,飛ばすなら周囲の人車の動きに気を配りまくる必要有り。
C燃費が良い。全開ブチ回しでも45.9km/L(2008年12月22日給油時)いく。
D暑くない。エンジンが空冷かつ小さい上にレッグシールドで覆われているため。夏も快適。
E軽い。超軽い。ハンドリングも軽い。しかも前後17インチなので安定性もある。
Fカスタムはセル付きなので,始動も楽々。もっともキックも軽いんだけど。
Gカスタムは角デザインで変にモダンになっていてダサイと思っていたが,慣れるとこれはこれでシブイよ。高級感あるし。
H独特の小排気量4ストサウンドが心地良い。郵便配達や新聞配達の音です。
I雨が降ると最高速が落ちる(10q/hも!!)。排気量が小さいので,キャブセッティングの狂いがダイレクトに伝わります。それと水の抵抗かな?
【カスタムしたい箇所】
タイヤ(ブリヂストン・BATTLAX BT390)
ビジバイ用のハイグリップタイヤ。次はこれと決めている。現在は純正のイノウエ(タイ国製)。ミシュランのM35も人気があるが,BT390のパターンはまさにハイグリップタイヤで,その気にさせるため。
でも,寿命がかなり短いらしく(ミシュランM35も4千qらしい・・・ハヤブサか?!って),やっぱりダンロップのD107F&D107かな〜(^_^;)
結局,ヤフオクで格安のD107F&D107(4PR)を入手(08年12月上旬)。インドネシア製。本来はリアは6PRだが,安い4PRにしてしまった。どうせ二人乗りしないし,荷物も積まないから・・・。4プラと6プラでのライフの違いは不明。
今回,初めて自分でタイヤ交換したが(リアのみ),カブは超簡単。チェーンとドリブンスプロケを外さないで済むという素晴らしい構造のお陰もあるが,ホイール脱着込みで1時間で終了。タイヤ交換自体は30分かからない。経費を抑えるために,ビードワックスは普通の固形ワックスで代用し,タイヤレバーもホームセンターでエーモン製を2本買ったが,これで充分。バイク屋さんに頼むとかなりの工賃を請求されるが,カブなら女性でもできるでしょう。ビードのほとんどが手で押し込めるというのがミソ。ちなみにチューブとリムバンドも新品に交換した。
工賃が無料ということを考えると,次回はやはりBT390にチャレンジかな?現在740qほど使用しましたが,納得できるグリップです。
リアが完全スリックとなったので,まずはリアから
交換しました。フロントはまだまだOK。ご覧のとおり,交換前のタイヤはすごい状態です。
交換時距離
8,930q
ハイグリップタイヤのTT100GPにも似た,
けっこうシブイパターンです。
ただしフロントは縦溝パターン。リア用を前後に
入れるユーザーが居ることもうなずけますね。自分
はしませんけど。ライフがどれくらいか楽しみです。
ドライブスプロケット
フロントのスプロケを16Tに上げたい。巡航時の回転数を下げるためである。最高速アップは図られないかもなぁ。フロントブレーキ
フロントのドラムブレーキ(110o)を1998年12月以降の2種カブに装備されている130oに交換したい。制動力の大幅アップにつながるらしい。しかし,3万円強(フロントサスアーム・ホイールアッシ含め)という価格を高いと見るか安いと見るか・・・。とりあえずはDAYTONAのプロブレーキシューを投入か?しかしまだまだ純正シューが残っているので,当面はノーマルでいきます。ヘッドライトHID化
ヘッドライトをHID化したい。ノーマルはとにかく暗い。しかし3万円近くするので,とりあえずはM&HマツシマのバイクビームB2(ハロゲン球)くらいを投入か?ソフトプロテクター装着
寒さ対策として,ホンダアクセス純正のハンドルカバーであるソフトプロテクターを装着しました。
ところが,購入後に色々と問題がありまして・・・。袋を開けてみたら茶色の汚れ発見。
一旦装着して汚れを取ろうと思ったら,取れない・・・。よーく見たら,キズが入っていて,そこにサビの様な汚れが着いているではないか!!
怒り心頭で取り外しにかかったら・・・うっかり地面に落としてしまい・・・ちょっとした小キズが・・・。一番避けなくてはならないミスでした。最悪のシナリオ・・・。一応購入店にクレーム対応を依頼しましたが,予想どおりこちらの落下ミスがあるため返品不可で当初のキズは泣き寝入りです。
購入後はすぐに開封してキズモノでないかチェックするという基本をおろそかにしてはダメということに,今さらながら気付かされました。たとえ大ホンダの純正部品だとしても!!まぁブランドの価値・意味が無くなるわけですが。
左から見たところ。
サイドカバーが角々しています。右から見たところ。
燃料タンクからテールにかけても角々。右ななめ後方から見たところ。
リアフェンダーもテールレンズもウィンカーも角々。ハンドル周り。
メーターもハンドルカバーも角々。
右スイッチボックスの黄色ボタンがセルボタン。メーター。
90km/h表示。燃料計付。
鍵穴が上にあります(スタンダード/DXは右横)。ライト周り。
ライトもフロントウィンカーも角々。フロントサス。
ボトムリンクサスです。ブレーキをかけても沈まない
のが特徴です。チェーンカバー。
チェーンが汚れずに良いです。
スイングアームにタンデムステップが付いています。なんとなく神社仏閣デザインに見えないこともない?
ソフトプロテクター装着!!すごくデカイです。
効果が楽しみです♪